一般的には、冬は最もライドに向かない季節だと思われています。しかし、気温も、雨や雪も、日の短さも、考え方と適切なウェア選びで新しい楽しみ方を見つけることができる季節でもあります。冬のライドを楽しむカギとなるのが、気象に対する保護性能と保温性。特に、頭部や手足は低気温の影響を受けやすい部位になるので、暖かいウィンターハットやキャップ、保温性の高いグローブや保護性能の高いオーバーシューズを取り入れることが、長時間体温を維持することに役立ちます。
そして太陽が顔を出す時間も短くなるため、フロントライトやテールライトだけでなく、しっかりと反射素材が使用されたウェアを着用することも安全性を高める上で重要なポイントです。また、突然の雨や雪に遭遇する頻度も高くなります。忘れずに天気予報をチェックして、必ず防水アウターを携帯するようにしましょう。もちろん、凍えるような寒さのときは家でぬくぬく過ごしましょう。でも、そうでなければ、こちらで紹介する考え方のポイントをしっかりと押さえて、ぜひ冬ならではの体験をしに出かけてみてください。
ラファ、冬のコーディネートガイド - 女性編
冬は1年の中でもっともライドに不向きな季節だと思われがちですが、同時にもっとも充実感を得ることができる季節でもあります。低い太陽の下、冷たい空気の中を走る楽しさがありながら、挑戦的な天候や日の短さ、年末年始の忙しさと冬ならではの行事のおかげで、バイクはどこか隅っこに置かれがちです。冬に走り込む者が夏を制する。古いことわざのようですが、的を得ています。このガイドでは、この季節にもライドを変わらず楽しむコツと、どんなアイテムをどう着るとよいのかをご紹介していきます。
17 November 2021押さえるべきポイント
冬のライドを楽しむためには、どんな天候下でも、暖かくドライでいるための3つのポイントがカギとなります。
自分の体質を知る
同じ条件で同じウェアを着ていても、人によって寒さの感じ方は違います。大切なのは自分の寒さへの耐性を知ることです。寒くても汗をかきやすいのか、身体の冷えやすい部分は体幹部分か末端か。これらを知っていくことで、あなたにとっての保温すべき部位がわかってきます。よく考えてみましょう。(例:ジャパン スタッフの中には、ウォーマーなしのサーマルビブショーツで冬を越せるのに、手に関してはディープ ウィンター グローブをつけないと指先が動かないという人もいます。)
自分が走る環境の特徴を知る
走る場所でも条件が変わります。平坦基調のルートでは冷たい風による要因が大きくなります。しっかりと防風できるウェアを取り入れましょう。一方、冬のヒルクライムは、登りでかいてしまう汗の処理と降りの寒さのバランスがポイントに。ポケットにしまえて暖の取れるインサレーティッド系のウェアがオススメです。
あなたの好きな走り方は?
走るペースもウェア選びに関わってきます。テンポよく身体が温まるようなスピードで走る場合は、汗をかきすぎないようにオーバーヒートに気をつけたいところ。内側は薄手のベースレイヤーを着たり、しっかりと透湿性に優れた汗抜けのよいアウターがオススメです。景色を楽しみながら、ゆったりと流すような走り方の場合は、身体がなかなか温まりにくいので、しっかりと保温できるウェアを選ぶといいでしょう。ライドの途中で休憩を挟む事が多い場合は、自転車から降りた時に暖が取れるアイテムがあると、再スタートする時に寒い思いをしなくて済みます。
コーディネートの方法
冬のコーディネートの基本は、保温性と防水性をしっかりと押さえること。長袖のベースレイヤーを土台に、暖かさをプラスするミッドレイヤーを合わせ、厳しい気候に対応できるウィンタータイツと、お好きな保温性と防水性のあるジャケットを組み合わせましょう。
すべての冬向けラインナップを見る
ラファの冬物ラインナップは、驚異の天然素材、メリノウール製のベースレイヤーから最先端の技術を投入した防水ジャケットまで、すべてのレイヤーを網羅しています。豊富なデザインとカラーが並ぶラインナップを一覧で見ることができる下記のカテゴリー別ページより、それぞれの製品を比較しながらあなたに合うアイテムをお選びください。
長袖ジャージ
長袖ジャージは秋口では主役として、冬シーズンは中間に着るウェアとして活躍します。レイヤリング次第で幅広く使える薄手の長袖ジャージから、本格的に寒くなってきたときには厚手のウール製ウィンタージャージなど、厚みや素材、着心地が選べる様々な種類がラインナップ。
アウタージャケット
軽量で携帯しやすいジャケットやジレ。
快適なビブショーツ
寒さの中で活躍するサーマルビブショーツなど、幅広いラインナップを取り揃えています。
冬のライドアクセサリー
寒さを感じたときに素早く露出した肌をカバーしたり、ウェアの隙間を埋めて冷気の侵入を防ぐアイテムなど、冷えやすい部分を保護して、様々な気温帯に合わせて快適性を簡単に調節できる小物類がラインナップに並びます。